冂(ケイ)の中は?「同」
冂(ケイ)の中は一と口「内」

「同」の甲骨文字・金文の字形は、凡と口とを組み合わせた形です。
凡は盤の形、口はさいで、神への祈りの文である祝詞を入れる器の形です。
即位のときの儀礼に用いる酒器を同琩・どうぼう(下の日は目)といい、同は筒形の酒杯の名であると思われます。
興は同を両手で持ちさらに両手で支えて大地に酒を注いで、大地に宿る霊を呼び起こす儀式です。
周代には諸侯が集まって天子に拝謁する会見する会同という儀礼がありました。
集まって同という酒杯を使って行う儀式をともにすることから、「ともにする、おなじくする、おなじ、ともに」の意味となります。
「同」のある漢字 同2 興5 銅5 筒 洞 胴
冂のある漢字
口のある漢字