にている漢字「難」
「キン」と「カン」の違い「難」

「難」は、左篇のカンと隹とを組み合わせ形です。
左篇のカンは金文の字形では火矢(ひや・火を仕掛けて射る矢)の
形であるから、難は、隹(とり・鳥)を火矢で射る形で、鳥を驚かし、
なやますの意味となります。
火矢で鳥を射ることは、ダ(鬼やらい)の儀礼と関係があり、鳥を使う占いとして行われたものであるとおもわれます。
「なやます、なやむ」の意味から、「むずかしい、かたい」の意味となりました。
左篇のカンは、くさかんむりと口と夫(横線は二本)です。
隹のある漢字