にている漢字「季」
女と子のちがい「季」

「季」は、禾と子を組み合わせた形です。
禾(いね)は禾の形の被りもので、稲魂(稲に宿る神霊)の象徴であると思われます。
季は稲魂に扮装して農作物の豊作を祈る田の舞をする子どもの姿です。末の子を季というが、王族の末の子を季といったものであると思われます。
金文の子は、殷の王子を意味する字である。被りものの稲魂を被って、豊作を祈る祈年(としごい)の舞をする男を年、舞う女を委といいました。
季は舞に出る末の子をいう字であると思われます。「すえ」のほかに、春季(春の季節)のように「とき」の意味につかいます。
禾のある漢字
子のある漢字