にている漢字「委」
女と子のちがい「委」

「委」は、禾(か)と女とを組み合わせた形です。
禾は禾(いね)の形をした被りもので、稲魂(いなだま・稲に宿る神霊)の象徴であろうと思われます。
禾(いね)を頭に被って舞う女の姿です。田植えのとき、ゆたかに稔ることを願って田の舞をするが、そのとき男女二人で舞います。
男の舞う姿は年で、古くは禾の下に人をかきました。
男は立って舞うが、女は低い姿勢でしなやかに舞うので、委には「ひくい、したがう、まかす」などの意味があります。
また「しなやか」なことから、「よわよわしい、やつれる」の意味になります。
禾のある漢字
女のある漢字