にている漢字「拾」
一と土のちがい「拾」

「拾」の音は合(ゴウ)です。
合は器と蓋とを組み合わせる形で、そのようにとりそろえることを拾といいます。混乱した状態をうまくとりまとめることを拾収といい、「ひろいとる、ひろう、ひろいあつめる、あつめる」の意味につかいます。
「合」は、口(さいで、神への祈りの文である祝詞を入れてある器)の上に蓋をしている形です。器と蓋が相合うことを合いい「あう」の意味となり、それで合体・合計の意味となります。
「答」の音は合です。合は口(さいで、神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)に蓋をしている形で器と蓋が相合うことをいいます。
「給」の合、合は金文では答(こたえる、むくいる)の意味に使われていることがあって、他人からもらったものと同じだけのを与えるの意味に使われています。
給は目上の者が与える(たまう)という意味がもとの意味で、のちすべて「あたえる」、さらに「たす、みたす」という意味に使われます。