でるか、でないか「失」
上に出る「失」

「失」は、象形文字で「手をあげて舞い踊る人」の形です。
巫女(フジョ・神に仕える女性)が手をあげて舞い踊り、我を忘れてうっとりとした状態になることをいいます。
気を「うしなう」というのがもとの意味であるが、すべてのことについて、「うしなう」の意味につかいます。
「鉄」のもとの字は鐵であり、音符はテツ(鐵の右・旁)です。
テツ(鐵の右・旁)に黒いの意味があるらしく、赤黒い毛の馬を馬篇にテツ(鐵の右・旁)(テツ・あかくろげ)といいます。
[説文]に「黒金なり」とあり「くろがね、てつ」をあらわします。
鉄は堅い材質のものであるから「かたい、つよい」の意味につかいます。