あるかないかのちがい「反」
厂(かん)と又(ゆう)との 「反」

「反」は 厂(かん)と又(ゆう)とを組み合わせた形です。
厂(かん)は崖の形で、又は手の形です。
反は急な崖に手(又)をかけてよじ登ろうとする形で、崖が急で
あるため、身体がひっくりかえることをいいます。
反はおそらく聖所を犯そうとしてよじ登ることを試みている行為で、そのような行為は叛逆とみなされていた。
それで反は「そむく、」かえる、かえす」の意味に用いる。
反のつく形声文字は、ほとんど「反」は音をあらわすのに用いられ、ほとんど「ハン」と読まれます。
「仮」もとの字は假で、音はカ(假の人偏のない字)で、カ(假の人偏のない字)は玉質の石の塊を切り出して、これをみがいて美しい玉にしあげる形。
それで人面をしあげることを假という。すなわち仮面(木や土でいろいろな顔の形に作り、顔にかぶせるもの)の意味です。