なりたち
形声 音符は肖(しょう)。硝石は硝酸カリウムを主成分とするガラス状の結晶体で、燃えるときに紫色の火を発する。カリ肥料としても使われるが、爆発性があるので火薬に用いられる。火薬を作る方法は中国で早く開発されたが、それは道家(どうか)が錬金術などを試みている過程で発見された。北宋(ほくそう)時代(十世紀~十二世紀初)以前に実用されており、1044年に刊行された「武経総要(ぶけいそうよう)」にみえる。硝子(しょうし)は水晶のようなもので、硝石とは関係ない。ガラスの表記に、硝子(ガラス)のように用いる