書き順
なりたち
 会意 广(げん)と廿(じゅう)と火とを組み合わせた形。广は厨房(ちゅうぼう)の屋根の形、廿は煮炊(にた)きする鍋(なべ)の形、火は煮炊きする火。庶は厨房で煮炊きするかたちで、「にる」の意味となる。「儀礼(ぎらい)」によると、正饌(せいせん・本膳)に対して庶羞(しょしゅう・盛り合わせた食事)をそえ膳として供えるとしている。庶は鍋でごった煮することから、「おおい・もろもろ」の意味となり、庶事(いろいろな事柄)・庶人(一般の人たち)・庶務(いろいろなつとめ。仕事)などという。また本膳に対してそえ膳をいうことから、庶子(正妻でない女から生まれた子。また、あととり以外の子)のように用いる。また庶幾(こいねがうこと)のように「ねがう」の意味にも用いる。庶を、「にる」の意味に使われなくなり、煮を使っているが、者は外からの侵入者を防ぐために作られた集落を囲むお土居(どい・土の垣、土塁)であるから、火(灬)を加えて煮炊きするものではない。遮はさえぎるの意味に用いるが、さえぎる働きをするのは遮ではなく者である。庶と煮は音が近いため字形の上で両者が交替して使われているという誤りを犯しているめずらしい例である。
そのほか
画 数 15画
部 首 しんにょう
音読み しゅん(外)・呉音
しゅん(外)・漢音
じゅん・慣用音
訓読み したがえる(外)
用例 遵守(じゅんしゅ)
遵法(じゅんぽう)
遵節(じゅんせつ)


なかまのかんじ

建物に由来する漢字
道具に由来する漢字
广のある漢字
廿のある漢字
灬のある漢字
庶のある漢字