なりたち
会意 もとの字は獸に作りで、嘼(きゅう)と犬とを組み合わせた形。嘼の上部は單(単)で、二本の羽根飾りのついた楕円(だえん)形の盾の形で狩猟の時に使用した。下部の口は、
さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形)で、狩猟に先立って行う、狩猟の成功を祈る儀式を?という。これに猟犬の犬を加えて獸となり、狩りの意味に用いる。獣が狩のもとの字で,甲骨文では獣を、「かり」の意味に使っている。のち捕らえられた「えもの、けもの」という字となり、「かり・かりする」の意味には形声の字の狩が作られた。