常用漢字
書き順
なりたち
会意 矛(ぼう)と木とを組み合わせた形。金文に「遠きをじゅう(下図・やわら)げ、𤞷(ちか)きを能(おさ)む(近くの人と親しくする)」のようにじゅうを柔らげるの意味に用いている。じゅうは卣(ゆう・酒器)とどう(舞う人の形)とを組み合わせた形。神前に酒を供え、手足をあげて舞い、神意を安じやわらげるの意味となる。じゅうと柔とは音が近いから、じゅうの代わりに柔を使い、じゅうはのちには使われなくなった。柔の字の場合は、矛は矛(ほこ)ではなく、木を曲げた形のようである。神意をやわらげるの意味から、「やすらげる・やわらか・やらわかい」の意味となる。
そのほか
画 数
9画
部 首
き
音読み
にゅう・呉音
じゅう・漢音
訓読み
やわ-らか
やわ-らかい
用例
温柔(おんじゅう)
柔皮(じゅうひ)
柔弱(じゅうじゃく)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
やわらかい
柔毛・柔軟・優柔不断
おだやか
柔和・柔順・外柔内剛
よわよわしい
柔弱・優柔
やわらげる
懐柔
やわら武道の一つ
柔術・柔道
ジュウ・柔のもとの字
なかまのかんじ
人体に由来する漢字
程度の漢字
矛のある漢字
務5
柔
矛
霧
木のある漢字
m