書き順  
なりたち
 形声 もとの字は祕につくり、音符は必(ひつ)。必は兵器の戈(ほこ)・矛(ほこ)や鉞(まさかり)の頭部を柄(え)に装着する部分の形。必を祖先の霊を祭る廟(みたまや・宀(べん))の中に置く形は宓(ふく・やすらか)で、さらに火を加えて、必を火で祓(はら)い清める形は密で、祖先の霊の安寧(やすらであること)を求める儀礼であったのであろう。必に示(神を祭るときに使う机の形)を加えた祕は、必を供えて神を祀ることをいうのであろう。必を呪器(じゅぎ)として用いる儀礼は秘密(隠して人口知らせたり見せたりしないこと)のうちに、ひそかに祕儀として行われたので、秘は「ひそか、ひめる、かくす」の意味に用いる。秘は祕の俗字であるが、いま秘を祕の常用漢字として使う。
そのほか
学 年 6年
画 数 10画
部 首 のぎへん
音読み ひ・呉音
ひ・漢音
訓読み ひ-める(中)
用例 秘密(ひみつ)
極秘(ごくひ)
秘史(ひし)

漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
奥深い 秘奥・秘境・神秘・奥秘
ひめる 秘策・秘書・秘術・秘話
通じが悪い 秘結・便秘
なかまのかんじ

中国古代の儀式に由来する漢字
武器に由来する漢字
禾のある漢字
心のある漢字
必のある漢字  必4 秘6 密6