書き順  
なりたち
 会意 不と口とを組み合わせ形。不はもと萼柎(がくふ・花の萼としべの台)の形であるが、その音を借りて否定の「ず」の意味に用いる。口は (さい)で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。祝詞を唱えて神に祈り、神の承諾しないことを否といい、「いな、いなか、しからず、あらず」の意味となる。[説文]に「不(しか)らざるなり」とある。金文ては否は丕(おおきい)の意味に用いる。丕は花の萼柎のしべのふくらみ始めた形で、そのしべの台の部分が大きくなって実の形が加わった形が否で、「おおきい」の意味になる。不・否の系列の否は、否定(打ち消すこと。いな)の系列の否ともとは別の系列の宇であろうが、いま杏に両方の意味がある。
そのほか
学 年 6年
画 数 7画
部 首 くち
音読み び(外)、ふ(外)・呉音
ひ、ふう(外)・漢音
訓読み いな(高)
用例 賛否(さんぴ)
可否(かひ)
成否(せいひ)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
打ち消す 否決・否定・拒否・否認
…か…でないか 安否・合否・採否・当否
わるい 否運
なかまのかんじ

不のある漢字  不4 否6
口のある漢字