常用漢字
教育漢字
6年
書き順
なりたち
会意 才と子とを組み合わせた形。才は表示として立てた標木(目印の木)の上部に横木をつけ、そこに(
さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形)をつけた形で、標木を立てて場所を聖化する儀式で、在のもとの字である。在は才に聖器として士(小さな鉞(まさかり)の頭部の形)を加え、その場所が神聖な場所としてあることを確認している。才に子を加えた存は聖化の儀式によって、子が聖化されて子の存在が保障されることを示し、「ある、神聖なものとしてある、いきる、たもつ」の意味となる。存心(心に思うところ、考え)・存問(安否を問うこと)のように、「おもう、とう」の意味に用いる。存在(現実にそこにあること)とは、もと聖化されてきよめられたものとしてあるの意味であった。
そのほか
学 年
6年
画 数
6画
部 首
こ、こへん
音読み
そん・呉音
ぞん・漢音
訓読み
あ-る
用例
共存(きょうぞん)
残存(ざんぞん)
存在(そんざい)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
ある
現存・存続・依存・既存
保ち持つ
恵存
尋ねる
存問
保ち持つ
温存・保存
ながらえる
実存・生存・存生 ・存命
心得る
存外・異存・一存・所存
なかまのかんじ
中国古代の儀式に由来する漢字
ナのある漢字
才のある漢字
才2
材4
在5
財5
存6
閉6
子のある漢字
存-光村図書048.東京書籍040.教育出版上033