常用漢字
教育漢字
6年
書き順
なりたち
会意 丰(ほう)と关(そう)とを組み合わせた形。丰は神の憑(よ)りつく(乗り移る)上に伸びた木の枝。关は両手でものを捧げて献上する形であるから、奏は神に捧げる形で、もと音楽を奏で、神にすすめるの意味であろう。「礼記」 に「奏して食す」と、奏楽(音楽を奏でること)したのちに饗食(きょうしょく・会食)するとある。神事の前後には奏楽することが通例であった。古い文献には、儀礼の前後に金奏するとあるが、金奏とは神を降(くだ)し、神を送るときに鐘(かね)を鳴らすことである。音楽を「かなでる」の意味のほかに、のち神前や尊貴の人に「もうしあげる、もうす」の意味に用いる。
そのほか
学 年
6年
画 数
9画
部 首
だいかんむり、だいがしら
音読み
す(外)・呉音
そう・漢音
訓読み
かな-でる
用例
奏功(そうこう)
変奏(へんそう)
独奏(どくそう)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
申し上げる
奏上・執奏・上奏・内奏
楽器をかなでる
演奏・合奏・間奏・吹奏
成果を得る
奏功・奏効
なかまのかんじ
三のある漢字
ナのある漢字
大のある漢字
夭のある漢字
橋3
笑4
奏6
矯
添
妖
沃
奏-光村図書160.東京書籍143.教育出版下046