常用漢字
教育漢字
6年
書き順
なりたち
形声 もとの字は蠶に作り、音は朁(さん)。「説文」に「絲(いと)を任(は・吐)く蟲(むし)なり」とあって「かいこ」をいう。甲骨文字はかいこを象形的にかいており、また、桑の葉の上に蚕の形の虫を加えているものがある。また甲骨文には蚕示(さんじ・蚕の神)を祀(まつ)ることをしるしているものがあり、三千数百年前の殷(いん)王朝の時代に養蚕(かいこを飼い育てて繭(まゆ)をとること)が行われていた。養蚕は農耕とともに重要な産業とされて、周王朝では王后夫人によって親蚕の儀礼が行われ、神衣、祭衣を織る定めであった。絹は中国の特産物として輸出され、内陸アジアを横断して地中海沿岸地方に至る通商路のシルク・ロード(絹の道)が開かれた。
そのほか
学 年
6年
画 数
10画
部 首
むし
音読み
ぞん(外)、てん(外)・呉音
さん、てん(外)・漢音
訓読み
かいこ
用例
天蚕(てんさん)
原蚕(げんさん)
蚕食(さんしょく)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
カイコガの幼虫
蚕糸・養蚕・蟻蚕・原蚕
かいこ
蚕蛾・蚕棚
なかまのかんじ
動物の漢字
ナのある漢字
大のある漢字
天のある漢字
天1
送3
関4
笑4
蚕6
奏6
咲
朕
口のある漢字
虫のある漢字
蚕-光村図書100.東京書籍046.教育出版下100