常用漢字
教育漢字
5年
書き順
なりたち
会意 人と子と褓(ほう)とを組み合わせた形。褓(むつき)は生まれた子に着せる産着(うぶぎ)で、この字では祖先の霊をよりつかせる(乗り移らせる)ための衣であり、また霊を守るための衣でもあった。甲骨の字形は、生まれたばかりの子に褓をそえて抱く形で、新生児に祖先の霊を授け、その霊を守る儀式を示す。金文1の字形の子どもの右下にそえている曲線が褓であり、金文2の字形は霊の力のある玉(ぎょく)を加えた(ほ)に作る。新生児に霊を授け、その霊を守る儀礼を保といい、「たもつ、霊をまもる、まもる、たすける、やすんずる」などの意味に用いる。
そのほか
学 年
5年
画 数
9画
部 首
にんべん
音読み
ほう・呉音
ほ・慣用音
訓読み
たも-つ
用例
保有(ほゆう)
保持(ほじ)
保全(ほぜん)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
養い育てる
保育・保母
大切に守る
保安・保健・保護・保身
たもつ
保温・確保・保守・保存
請け合う
保険・保釈・保証・保障
雇われ人
酒保
隣組
隣保
「保険」の略
健保・国保・生保
なかまのかんじ
教科の漢字
人体に由来する漢字
イのある漢字
口のある漢字
木のある漢字
保-光村図書129.東京書籍135.教育出版下008