書き順  
なりたち
 形声 もとの字は辨に作り、音符は辡(べん)。辡は、もし誓約にそむくときは入れ墨の刑罰を受けますという意味で、辛(入れ墨をするときに使う針の形。)を二つ並べた形で、裁判にあたって原告と被告が誓約して争うことをいう。刂(りっとう・刀)はものを二つに分けるときに使う。原告・被告双方の主張を分明(ぶんめい)にして(はっきりさせて)訴訟を「さばく」ことを辨という。「さばく」のほかに「わける、しらべる、あきらかにする」などの意味に用いる。辨・瓣・辨の常用漢字として弁を使うが、弁(かんむり)はかんむりの形で辨・瓣・辨とは別の字である。
 形声 もとの字は瓣に作り、音符は辡(べん)。「説文」に「瓜中(くわちゅう)の實(み)なり」とあって、瓜(うり)の中の「たね」をいう。のちはなびら(花弁)」の意味に用いる。
 形声 もとの字は辯に作り、音符は辡(べん)。辡は、もし誓約にそむくときは入れ墨の刑罰を受けますという意味で、辛(入れ墨をするときに使う針の形。)を二つ並べた形で、裁判にあたって原告と被告が誓約して争うことをいう。言は神への誓いのことば。原告と被告が言い争うことを辯といい、「いいあらそう、あらそう、たくみにいう、おさめる」などの意味に用いる。また、辨と通じて「さばく、わける」の意味に用いる。
そのほか
学 年 5年
画 数 5画
部 首 にじゅうのあし
音読み べん・呉音
へん(外)、はん(外)・漢音
訓読み さば-く(外)たね(外)、あらそ-う(外)
用例 答弁(とうべん)
弁説(べんぜつ)
雄弁(ゆうべん)

書き方のポイント
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
善悪を区別する 弁別・思弁
処理する 弁済・弁償・支弁・自弁
弁当 駅弁・腰弁
理屈を立てて話す 弁解・弁護・弁明・弁論
理屈を立てた議論 弁舌・口弁・多弁・熱弁
方言 東北弁・江戸弁
花びら 花弁・単弁・合弁花
流体の出入を調節 弁膜・安全弁・僧帽弁
ずきん状の冠 武弁
「辨」の代用字 合弁・買弁
「辮」の代用字 弁髪
なかまのかんじ

厶のある漢字
廾のある漢字