なりたち
形声 音符は能(たい)。能(のう)は古くは耐(たい)と同音であった。「筍子」に「人の態には備(そな)ふるを知らず」とあって、態には擬態(似せること、まね)、態(わざ)と装うの意味がある。そのように外に示す意識したやり方を、態勢(いつでも何かをすることができる身がまえや状態)・態度(感じたり考えたりしたことが、表情や動作に表れたもの。表情・身ぶりなど。また心がまえや身がまえ)という。姿態(人のすがた)・容態(ようたい・人のすがたかたち。また、体のようす)・状態(ありさま・ようす)・実態(じったい・実際のありさま)のように、「すがた、かたち、ようす、しぐさ」の意味に用いる。国語では「わざと」とよみも、態(わざ)とらしいのようにいう。