書き順  
なりたち
 会意 手と員(えん)とを組み合わせた形。員は円鼎(えんてい)の形。鼎(かなえ)はもと煮炊(にた)き用の三本脚の青銅器で、祭器として用いる。この円鼎の中に入れられている神への供え物を減損する(へらす)の意味であろうと思われる。あるいは鼎そのものを毀損(きそん)する(こわす)の意味であるかもしれない。孔子の門人に閔損(びんそん・紀元前六世紀~前五世紀)という名の者がおり、字(あざな)は子騫(しけん)という。騫は蹇にして脚が悪くて歩行が不自由なことをいう。名と字とは意味の上で関連のあるものがつけられたから、名の損には毀損の意味があるはずである。損は鼎の脚を手でこわす、そこなうの意味であろう。「そこなう、いためる、へる、うしなう」の意味に用いる。
そのほか
学 年 5年
画 数 13画
部 首 てへん
音読み そん・呉音
そん・漢音
訓読み そこ-なう(中)、そこ-ねる (中)
用例 実損(じっそん)
損益(そんえき)
損亡(そんもう)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
そこなう 損傷・損料・減損・破損
不利益 損失・損得・欠損・損害
なかまのかんじ

道具に由来する漢字
扌のある漢字
口のある漢字
目のある漢字
八のある漢字
貝のある漢字
員のある漢字  員3 損5