常用漢字
教育漢字
5年
書き順
なりたち
会意 同と臼(きょく)と廾(きょく)とを組み合わせた形。同は酒杯。臼と廾はともに左右の手を並べた形。酒杯である同を両手で持ち、さらに下から両手で支え持って酒を注ぐことをいう。地霊(大地に宿る霊)を祀(まつ)るとき、大地に酒をふり注いで地霊に気づかせ、地霊をよびおこす儀礼を興という。神を祀るとき、神をよびおこすために酒を注ぎ、舞をした。「周礼」に「小祭祀には則(すなわ)ち興舞(こうぶ)せず」とあり、重要な祭祀には興舞を行った。地霊をよびおこすから「おこす」の意味となり、地霊がめざめることから、すべてのものが「おこる、はじまる、おこなう、さかんになる、おもむき」の意味となる。
そのほか
学 年
5年
画 数
16画
部 首
うす
音読み
こう・呉音
きょう・漢音
訓読み
おこ-る(高)、おこ-す(高)
用例
興行(こうぎょう)
作興(さっこう)
興味(きょうみ)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
おこる・おこす
興亡・振興・復興・興隆
ふるいたつ
興業・復興・興奮
おもしろみ
一興・座興・即興・遊興
昂、亢の代用字
興奮
詩経の六義
興 (表現上の分類)
なかまのかんじ
中国古代の儀式に由来する漢字
臼のある漢字
興5
潟
毀
臼
口のある漢字
同のある漢字
同2
興5
銅5
筒
洞
胴
興-光村図書033.東京書籍045.教育出版下029