なりたち
 形声 もとの字は險に作り、音符は僉(せん)。僉に儉(けん・倹。つづまやか)・驗(けん・験。ためす)の音がある。僉は二人の者が並んで、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の さいを捧(ささ)げてお祈りをしている形である。𨸏(ふ・阝こざと。もとの形は )は神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯(はしご)であり、梯のような高くけわしい地形の所が神聖な所とされ、そこを祈り衛(まも)る儀礼を険といったのであろう。それで険は「けわしい、あやうい」の意味となる。険にはまた除道(道を祓(はら)い清めること)の意味があるらしく、葬儀のとき、柩(ひつぎ)を先導する者を険道神といった。
そのほか
学 年 5年
画 数 11画
部 首 こざとへん
音読み けん・呉音
けん・漢音
訓読み けわ-しい
用例 険相(けんそう)
険易(けんい)
険所(けんしょ)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
けわしい 険要・険阻・天険・険路
あぶない 危険・探険・冒険
とげとげしい 険悪・険相・陰険
嶮 (けん) と通用 険阻・険要・険路・峻険
なかまのかんじ

中国古代の儀式に由来する漢字
阝のある漢字
𠆢のある漢字
人のある漢字