常用漢字
書き順
なりたち
形声 もとの字は勳に作り、音符は熏(くん)。古い字形では勛(くん)に作る字がある。員は円い鼎(かなえ・もと食物を煮る青銅器で、祭器として用いる)の形で、力(りょく)は耒(すき)の形であるから、勛は農耕のことに関して褒賞する(ほめたたえる)ことであったかもしれない。およそ二千八百年前の青銅器である「毛公鼎」の銘文の中に、爵(しゃく)で酒をそそぎ、賜(たま)う形に作られている字があるが、これが勲のもとの字であろう。何かの功績に対して酒を賜い、手柄をほめているのかもしれない。鼎や爵が薫の形に変わり、形声の字である勲の字が作られたのであろう。勲は、「いさお・いさおし(功績・手柄)」の意味に使う。
そのほか
画 数
15画
部 首
れっか(れんが)
音読み
くん・呉音
くん・漢音
訓読み
いさお(外)
用例
勲功(くんこう)
勲章(くんしょう)
叙勲(じょくん)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
手柄。いさお
勲位・偉勲・殊勲・武勲
手柄をたてた人
元勲
勲章
勲記・勲三等・受勲
なかまのかんじ
道具に由来する漢字
里のある漢字
重のある漢字
重3
動3
種4
働4
勲
薫
腫
衝
力のある漢字
灬のある漢字
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