書き順  
なりたち
 会意 人と更とを組み合わせた形。更にかえる、あらためるの意味がある。「説文」に「安んずるなり」とある。𩣓(ぎょ・馭)の金文の字形の旁は更ときわめて近い形で、鞭を手に持つ形であり、むちうつの意味となる。馬に乗って、むち打つことを𩣓という。人にむちうって自由に、便利に(都合良く)使うことを便という。便宜(都合のよいこと)・便乗(びんじょう・他人の乗り物にいっしょに乗せてもらうこと。また、良い機会をとらえて、利用すること)・便船(びんせん・便乗すべき船。都合よく自分を乗せて出る船)・便覧(びんらん・よくわかるように作った小冊子、べんらんともよむ)・簡便(かんべん・手軽で便利なこと。容易であること)のように「たやすい、都合がよい」の意味に用いる。また「たより」の意味に用い、便箋(びんせん・手紙を書くための用紙)・郵便(手紙・葉書や小包みななどを伝達する制度)という。また、小便(尿)・大便(くそ)・便器(大小便をその中にする器)のように、「いばり、くそ」の意味にも使う。
そのほか
学 年 4年
画 数 9画
部 首 にんべん
音読み べん・呉音
へん(外)・漢音
びん・慣用音
訓読み たよ-り
用例 方便(ほうべん)
用便(ようべん)
急便(きゅうびん)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
都合がよい 便法・便利・不便・利便
ふだんの 便衣・便殿・便服
大小便 便器・便所・便通・検便
障りなく事が運ぶ 便宜・音便・穏便
都合のよい機会 便乗
たより。手紙 便箋・後便・先便・別便
交通通信の手だて 郵便・航空便・定期便
へつらう 便巧
なかまのかんじ

イのある漢字
日のある漢字
更のある漢字  便4