常用漢字
教育漢字
4年
書き順
なりたち
形声 金文の字形は生の下に目をかく形で、音符は生(せい)。のち生が少の形となる。それで生(せい)・少(しょう)の二音があるが、生・少は本来は眉(まゆ)に飾りを加えた形ではないかと思われる。目の呪力(じゅりょく・まじないの力)を強めるために眉飾りをつけることが多いからである。その呪力のある目で巡察すること、見まわることを省という。金文には「省道」の語があり、道路を巡察して清め祓(はら)うという意味である。巡察することから、省察(自分の行為や生活をかえりみて、善悪・是非を考えること)・反省(自分の行為をかえりみること)のように「かえりみる、みる」の意味に用いる。巡察して取り除くべきものをとりさることから、「はぶく、へらす」の意味となり、省略(しょうりゃく・はぶいて簡単にする)のようにいう。
そのほか
学 年
4年
画 数
9画
部 首
めへん
音読み
しょう・呉音
せい・漢音
訓読み
かえり-みる(中)、はぶ-く
用例
反省(はんせい)
内省(ないせい)
省力(しょうりょく)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
かえりみる
三省・省察・自省
安否を問う
省問・帰省
はぶく
省力・省略 ・省文・冠省
国の行政機関
本省 ・○○省
なかまのかんじ
小のある漢字
少のある漢字
目のある漢字
省-光村図書下068.東京書籍上057.教育出版上057