常用漢字
書き順
なりたち
会意 𢆶(し)と戈(か)とを組み合わせた形。𢆶は絲(し・糸)のもとの字で糸飾り。邪悪なものを祓(はら)う力のある糸飾りをつけた戈(ほこ)を用いてあやしいことを調べ、問いただすことを幾という。かすかなきざし(物事が起ころうとするしるし)を察し、これを問いただすので、「きざし・かすか」の意味となる。譏察(きさつ・たずね調べること)というのが、幾のもとの字であったが、幾が「いくら、いく」という意味に使われるようになって、譏(そしる、しらべる)が作られた。
そのほか
画 数
12画
部 首
いとがしら
音読み
け(外)・呉音
き・漢音
訓読み
いく
用例
幾重(いくえ)
幾許(ここら)
幾望(きぼう)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
いくつ。いくら
幾何
少しずつ
幾諫
細かいきざし
幾微
こいねがう
庶幾
なかまのかんじ
道具に由来する漢字
幺のある漢字
人のある漢字
戈のある漢字
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