書き順  
なりたち
 形声 音符は勿(ぶつ)。勿は犂(すき)で土を發(は)ねる形で、勿の音も發(はつ・はねる)に近い。「説文」に、「萬物(ばんぶつ)なり。牛を大物と為(な)す」とあり、「もの」の意味とする。物の古い字形がなくて確かめがたいことが多いが、勿の甲骨文字・金文の字形は明らかに耒(すき)で土を起こしている形である。しかし物については、「詩経」に「三十惟(こ)れ物あり、爾(なんじ)の牲、即(すなわ)ち具(そな)わる」(種々の毛色のもの、いけにえのものも備わる)とあって、犠牲(いけにえ)の牛の毛色がいろいろあることをいう。勿は、「説文」に旗印の意味とする。物を牛が耒(すき)で耕すの意味の字とするか、犠牲の牛の毛色とするか、旗印とするか、物の古い字形がなくて確かめることができない。
そのほか
学 年 3年
画 数 13画
部 首 うしへん
音読み もつ、もち(外)・呉音
ぶつ・漢音
訓読み もの
用例 物体(ぶったい)
風物(ふうぶつ)
作物(さくもつ)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
もの 見物・現物・好物・名物
かく。かきしるす 物理・禁物
ひと。人柄 人物・難物
世間 物議・物情・物論
見る。さがす 物色
死ぬ 物故
なかまのかんじ

勹のある漢字
牛のある漢字 
牛2 物3 特4 牧4 解5 件5
勿のある漢字 
場2 湯3 物3 陽3 腸4 易5 傷6