常用漢字
教育漢字
3年
書き順
なりたち
会意 貝(ばい)と廾(きょう)とを組み合わせた形。廾は左右の手を並べた形。貝の部分は古くは鼎(かなえ・もと食物を煮るための青銅器で、祭器として用いた)の形であるから、具は両手で鼎を捧(ささ)げ持つ形。大きな鼎は鼎の両耳に棒を通してかついで運んだ。鼎は祭祀(さいし)や饗宴(きょうえん・宴会)のときに、うやうやしく捧げ持って具(そな)えられた祭器(祭りに用いる器具)でもあった。その鼎に入れて供える物をそろえて用意することを「そなえる」、用意されていることを「そなわる」という。すべてそろっている状態を「つぶさ、みな」というので、具は「つぶさに、くわしく」という意味にも使う。のち広く器具をいう。
そのほか
学 年
3年
画 数
8画
部 首
はち、はちがしら
音読み
ぐ・呉音
く(外)・漢音
訓読み
-
用例
道具(どうぐ)
具合(ぐあい)
家具(かぐ)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
そなわる
具象・具体・具備・具有
そろっているもの
工具・文具・夜具・用具
くわしい
具現・具申・具陳・敬具
そろい
装束一具・皆具
なかまのかんじ
道具に由来する漢字
目のある漢字
八のある漢字
具のある漢字
具3
真3
慎
鎮
惧
具-光村図書上067.東京書籍下124.教育出版下022