常用漢字
教育漢字
3年
書き順
なりたち
形声 音符は古(こ)。「説文」に「苓(れい)なり」とあって、にがなという草をいう。はなはだにがい草であるので、苦は「にがい、はなはだ」の意味となる。苦労(心身ともに苦しい思いをすること)は古くは劬労(くろう)といい劬は身体を曲げて(句)力(りょく・耒(すき)の形)で耕すこと、農耕に苦しみ疲れるという意味であった。苦は劬がもとの字で、劬と同じ音なので劬の意味を借りて、「くるしい、くるしむ」という意味に使う。
そのほか
学 年
3年
画 数
8画
部 首
くさかんむり
音読み
く・呉音
こ(外)・漢音
訓読み
くる-しい、くる-しむ
くる-しめる
にが-い、にが-る
用例
苦心(くしん)
苦悩(くのう)
苦行(くぎょう)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
味がにがい
苦汁・苦味・甘苦
くるしい
苦境・苦痛・四苦
にがにがしく思う
苦言・苦笑・苦情
くるしみ
苦学・苦痛・苦楽・苦労
はなはだ。ひどく
苦求・苦寒
なかまのかんじ
植物の漢字
艹のある漢字
十のある漢字
口のある漢字
古のある漢字
苦-光村図書下057.東京書籍上073.教育出版上113