なりたち
会意 音と心を組み合わせた形。音(おと)によってその心をおしはかるので、「おしはかる」がもとの意味である。音とは神の「音ない(音を立てること)」であり、神の前に言(神への祈りのことばや文である祝詞(のりと))を捧(ささ)げておく。言は祝詞を入れる器である
さいの上に、もしその祈りが不正のことであれば入れ墨の刑罰を受けるという誓いのしるしとして、辛(入れ墨用の針)をそえる形で神に誓って祈ることばをいう。この言を神前において祈ると、神は夜間に
さいの中にかすかな音を立てて神意を示す。その音がなにを意味するかを「おしはかる」、つまり神意をおしはかることを意というのである。また、「おもう、考えてその意志を定めること、こころ」の意味にも用いる。推測することを憶(オク)といい、憶度(オクタク)という。おそるおそる推測することを臆(オク・おもう)という。神が音を立てて暗示するのを受けて、「ああ」と感動するときの語は噫(イ・ああ)という。