書き順  
なりたち
 会意 もとの字は醫に作り、殹(えい)と酉(ゆう)とを組み合わせた形。醫の古い字形は毉(い)とかいた。医は匸(けい・かくされた場所)に、悪霊を祓(はら)う力のある矢をおく形。殹はその矢に殳(しゅ・うつの意味がある)を加えた字で、かけ声をかけながら矢を殴(う)ち、その矢の力で悪霊を祓うのである。すべて病気は悪霊のしわざによっておこると考えられていたので、これで病気を殹(いや)すことができるとされた。病気をなおす、お祓いをするのは巫(みこ)であったので、殹に巫(ふ)を加えた毉が医の古い字形であった。のちに酒を使って傷口を清めたり、酒を興奮剤に使ったりしたので、醫の上部の下に酉(酒樽(さかだる)の形)を加えて醫となった。医は醫の略字。もっとも古い時代には医の字体が使われ、殹は矢をうつときのかけ声を示す字であった。現在、医は醫の常用漢字として使われる。
そのほか
学 年 3年
画 数 7画
部 首 かくしがまえ
音読み あい(外)、い・呉音
い、えい(外)・漢音
訓読み -
用例 医学(いがく)
名医(めいい)
医科(いか)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
病気を治療する 医師・医術・医薬・医療
病気を治す人 軍医・校医・女医・名医
医学・医科の略 医大・医博
なかまのかんじ

中国古代の儀式に由来する漢字
武器に由来する漢字
匚匸のある漢字
矢のある漢字