書き順  
なりたち
 会意 宀(べん)と女を組み合わせた形。宀は祖先の霊を祭っている廟(みたまや)の屋根の形。安は廟の屋根の形。安は廟の中に女の人が座っている形で、嫁(とつ)いできた新婦が廟にお参りしていることを示している。新妻(にいづま)が廟にお参りし、夫の家の祖先の霊を祭り、この家の氏族霊を受けて、夫の家の人になるための儀式を行っているのである。これによって新妻は、はじめて夫の家の人として認められ、夫の家の祖先の霊に守られて、安らかで平穏(へいおん)な生活ができるのである。儀式のときに清めのためのお酒を滴(したた)らせている字形や新妻の裾(すそ)に小さく線をそえた字形がある。この線は祖先の霊を憑(よ)りつかせる(乗り移らせる)ための衣(ころも)を示しており、日本の神話にみえる「真床襲衾・まとこおふふすま」というものにあたる。安は「やすらか、やすらかにする」というのがもとの意味で、値段が安いの「やすい」というのは、国語の使い方である。手で抑えて落ち着けることを按(あん、おさえる)といい、廟にお参りしている女の頭上に日(霊の力を持つ玉・ぎく)をおいて、女の霊に力をそえている形が晏(あん)で、心が安らいで「たのしい、やすらか」の意味となる。
そのほか
学 年 3年
画 数 6画
部 首 うかんむり
音読み あん・呉音
あん・漢音
訓読み やす-い
やす-らか(外)
用例 安危(あんき)
大安(たいあん)
安名(あんみょう)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
やすらかである 安静・安全・治安・保安
心を落ち着ける 安心・安堵 ・慰安
たやすい 安易・安直
値段がやすい 安価
たのしむ 安逸
おく。すえる 録音・録画
アンモニア 硝安・硫安
なかまのかんじ

程度の漢字
宀のある漢字
女のある漢字
安のある漢字  安3 案4