書き順
なりたち
 会意 倝(かん)と乙(いつ)とを組み合わせた形。倝は車に樹(た)てた旗が靡(なび)く形で、乙はその旗竿(はたざお)につけた偃游(えんゆう・吹き流し)が長くはためいている形。それで、晴れて爽(さわ)やかな気象の状態をいい、「かわく」の意味となる。この字が複雑な意味をもつのは「易経」の三本の爻(こう)を並べた卦(か)に、乾(けん)・兌(だ)・離・震・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)という八卦があり、それを組み合わせた六爻の卦が作られるが、乾の卦は「天行は健なり」といわれるように、勇健(勇気があってしつかりしていること)の徳を象徴するものとされた。それで乾卦の象徴するすべての気象や徳性がみな乾の字に含まれることになる。これは乾に対して、地の徳を象徴するとされる坤卦も同じで乾坤(けんこん)とは天地をいう。乾を使う熟語のうち、乾燥(かんそう)以外の熟語は、この「易経」の乾卦のもつ象徴的な意味である天・君・父・健、剛などの意味をもつことがおおい。
そのほか
画 数 11画
部 首 おつ
音読み かん・呉音
かん、けん(外)・漢音
訓読み かわ-く
かわか-す
いぬい(外)
用例 乾宇(かんう)
乾燥(かんそう)
乾徳(けんとく)


なかまのかんじ

道具に由来する漢字
十のある漢字
日のある漢字
早のある漢字
乙のある漢字