常用漢字
書き順
なりたち
会意 冖(べき)と元と寸とを組み合わせた形。冖は覆(おお)いの意味であるが、冠は完・寇(こう)と同じように廟(みたまや)のなかで行う儀式であるから、冖ではなく宀(べん・祖先を祭る廟の屋根の形)に従うべきである。元は頭を大きくかいて強調した形で、首・頭の意味がある。廟の中で手(寸)で頭(元)の髪を結い、頭に冠をつけている形で、男子の成人式である元服の儀式をいう。また「かんむり」の意味のほかに、冠は人の頭の上に載せるものであるから「もっとも上のもの、すぐれる」という意味にも使う。
そのほか
画 数
9画
部 首
わかんむり
音読み
かん・呉音
かん・漢音
訓読み
かんむり
用例
冠者(かんじゃ)
栄冠(えいかん)
弱冠(じゃっかん)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
かんむり
衣冠・王冠・加冠・金冠
成人のしるし
冠者・冠礼・冠婚葬祭
かぶる。かぶせる
冠詞・冠水・冠省
すぐれる
冠軍・冠絶・無冠
漢字の構成部分
草冠・偏旁冠脚
なかまのかんじ
中国古代の儀式に由来する漢字
冖のある漢字
儿のある漢字
元のある漢字
元2
院3
完4
冠
玩
頑
寸のある漢字
m