なりたち
形声 もとの字は鍊(れん)に作り、音符は柬(かん)。柬に湅(れん・ねる)・煉(れん・ねる)の音がある。柬は橐(ふくろ)の中に物が入っている形で物を加工することを示す。「説文」に、「金を治むるなり」とあり、金属を熱してその中の不純物を取り去り、精製すること、「ねる」ことをいう。水を使ってねることを湅、火で熱してねることを煉という。錬磨(体・精神・技術などをきたえみがくこと)・鍛練(金属を打ちきたえること。また、訓練を積んで、体力・精神力をきたえ技術をみがくこと)のように、「きたえる」の意味に用いる。