常用漢字
書き順
なりたち
形声 音符は兼(けん)。兼に廉(れん)の音があるのは、監(かん)に濫(らん)、各(かく)に洛(らん)の音があるのと同じで頭音のkl-のkが脱落したものであろう。「説文」に「仄(かたむ)くなり」とあり、傾くことから、「すみ」の意味となり、そのすみを固く守ることから、廉直(正直で曲がったことをしないこと)の意味となる。清廉(心が清らかで私欲のないこと)の意味は、溓(れん・きよらか)に仮借(かしゃ)した用法である。廉価(値段のやすいこと、やすい値段の)ように、「やすい」の意味にも用いる。
そのほか
画 数
13画
部 首
まだれ
音読み
れん・呉音
れん・漢音
訓読み
すみ(外)
いさぎよ-い(外)
やす-い(外)
用例
廉士(れんし)
廉正(れんせい)
廉恥(れんち)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
いさぎよい
廉潔・廉直・孝廉・清廉
安い
廉価・廉売・低廉
見きわめる
廉問
かど。すみ
廉隅
なかまのかんじ
广のある漢字
兼のある漢字
鎌
兼
嫌
謙
廉
m