書き順  
なりたち
 会意 丨(斧の頭部の形)と又(ゆう・手の形)とを組み合わせた形。この場合の斧は木を伐る道具としての斧ではなく、儀式用の器としての斧で、指揮権の象徴である。又は手の形であるから斧の頭部を手に持つ形が父で、指揮権を持つ人、指揮する人をいう。家にあって子どもを指揮する「ちち」の意味に用いる。また父子の関係をこえて、男子を尊敬していう語として用いる。「春秋左氏伝」に、孔子が死んだとき、魯国(ろこく)の哀公が孔子を弔(とむら)い、「哀(かな)しい哉(かな)、尼父(じほ・孔子。孔子の字(ちゅうじ)は仲尼、ちゅうじ)」とある。王は王位の象徴である大きな鉞(まさかり)の頭部を、刃の部分を下にした形。士は戦士の身分を象徴する小さな鉞の頭部を、刃の部分を下にして置いた形。それぞれの地位・身分を象徴する斧や鉞で、その地位・身分の人を示している。父が手に持つ斤(おの)は斧(ふ・おの)である。
そのほか
学 年 2年
画 数 4画
部 首 ちち
音読み ぶ(外)、ふ・呉音
ふ・漢音
ほ(外)・慣用音
訓読み ちち
用例 父母(ふぼ)
父子(ふし)
家父(かふ)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
ちち。ちちおや 父系・君父・祖父・亡父
親族の年長の男子 伯父・叔父・諸父
年老いた男子 父老・漁父
仰がれる人 国父・神父
男性に対する敬称 尼父・亜父
なかまのかんじ

家族の漢字
八のある漢字
父のある漢字 
校1 交2 父2 効5

父-光村図書上130.東京書籍下040.教育出版上062