常用漢字
教育漢字
2年
書き順
なりたち
会意 矢(し)と口とを組み合わせた形。矢は神聖なものとされ、誓約のときにそのしるしとして矢を用いるので矢(ちか)うとよみ、矢を折ることは誓うことの所作であった。口は
さいで、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。神に祈り、神に誓うことを知といい、「あきらかにしる、しる、さとる」の意味に用いる。神に誓ってはじめて「あきらかにしる、しる、さとる」ことができるのである。また「政(まつりごと)を知らんとす」のように「つかさどる」の意味にも用いる。智(ち)のもとの字は、矢と干(かん)と口とを組み合わせた形で、矢のほかにさらに聖器としての干(たて、盾)を加えて神に誓うことを示す字である。知が主として「しる」と動詞に用いるのに対して、智は「ちえ、ちしき」と名詞的に使用する。
そのほか
学 年
2年
画 数
8画
部 首
や、やへん
音読み
ち・呉音
ち・漢音
訓読み
し-る
し-らせる(外)
用例
知恵(ちえ)
知名(ちめい)
知友(ちゆう)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
しる。さとる
知識・知命・未知・予知
物事を考える能力
知者・知能・英知・理知
しらせる。しらせ
告知・下知・通知・報知
相手をしっている
知音 ・知己・知行・知人
つかさどる
知県・知事・知行
なかまのかんじ
都道府県の漢字
武器に由来する漢字
矢のある漢字
口のある漢字
知-光村図書上078.東京書籍上096.教育出版下098