書き順  
なりたち
 会意 もとの字は歬、あるいは歬に刀を加えた形に作り、止と舟と刀とを組み合わせた形。止は足あとの形、舟(月)は盤の形。盤中の水で足(止)を洗い、さらに刀(刂)を加えて足指の爪を切り揃えることをいう。爪を切るのは、旅立ちの前や旅から帰還したときに行う穢(けが)れを祓(はら)う儀礼であった。前が「すすむ、まえ」の意味に用いられるようになって前に刀を加えて剪(せん・きる)となり、手を加えて揃(せん・きりそろえる、そろえる)となった。髪を切りそろえることを鬋(せん)という。前は「すすむ、まえ」の意味から、時間的には「さき、むかし」の意味に用いる。
そのほか
学 年 2年
画 数 9画
部 首 りっとう
音読み ぜん・呉音
せん・漢音
訓読み まえ
さき
用例 前日(ぜんじつ)
目前(もくぜん)
空前(くうぜん)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
空間的にまえ 前後・前進・前方・前面
時間的にまえ 前回・前期・以前・午前
順序としてまえ 前座・前半・食前・前記
あらかじめ 前借・前兆・事前
相当する分量 一人前
なかまのかんじ

中国古代の儀式に由来する漢字
武器に由来する漢字
方向の漢字
月のある漢字
刂のある漢字
前のある漢字 

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