なりたち
会意 辛と木と斤(きん)とを組み合わせた形。辛は把手(とって)のついた大きな針。位牌(いはい)を作る木を選ぶとき、この針を投げて選び、針の当たった木を斤(おの)で切ることを新という。神意によって選ばれた木を新しく切り出すことで、「あたらしい、はじめ」の意味となる。この神意によって選ばれた木を、新しく切り出すことで、「あたらしい、はじめ」の意味となる。この神意による木の選定方法は、重要な建物の建設場所を決めるとき、神聖な矢を放ってその到達場所をを建築場所とするのに似ている。切り出した新しい木で位牌を作り、その位牌を見て拝む形は親で、祖先を祭る廟(みたまや)の中で新しく祭られる人であり、おやの意味となる。位牌を作った残りの木は薪(たきぎ)として火祭りの時に使われた。国語の「あたらしい」は「あらたしい」の誤りで、「あらた(初めて生まれ出ること)」を形容詞とした語である。