常用漢字
教育漢字
2年
書き順
なりたち
会意 宀(べん)と至とを組み立てた形。 宀は祖先の霊を祭る廟(みたまや)の屋根の形。重要な建物を建てるときは、土地の選定をするが、予定の土地に神聖なものとされた矢を放ち、矢の到達した地点を建築場所と定めた。至は矢の逆(さか)さまの形と一を組み合わせた形で、矢の到達した地点を示す。そこに祖先を祭る建物を建築するのである。室はもと祖先を祭る「へや」の意味であったが、のち人の住む「へや、いえ」の意味となり、家の人すべて、一家、家族の意味となった。屋・臺(台)はいずれも至の形を含むが、同じように矢を放って建築場所を選定して建てた建物である。国語では「むろ」とよみ、氷室(ひむろ・冬にとった氷を夏まで貯蔵しておくための岩穴・小屋)のように使う。
そのほか
学 年
2年
画 数
9画
部 首
うかんむり
音読み
しち・呉音
しつ・漢音
訓読み
むろ(中)
用例
教室(きょうしつ)
入室(にゅうしつ)
分室(ぶんしつ)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
へや。すまい
室内・茶室・同室・和室
つま。夫人
正室・側室・令室
一族。家族
王室・皇室・宗室
むろ
玄室・石室・氷室
なかまのかんじ
建物に由来する漢字
武器に由来する漢字
宀のある漢字
至のある漢字
室2
屋3
至6
握
致
緻
窒
到
倒
室-光村図書上079.東京書籍下047.教育出版上119