書き順  
なりたち
 会意 もとの字は歸に作り、𠂤(し)と止と帚(そう)とを組み合わせた形。𠂤は の形で、脤肉(しんにく・祭りの肉)の形。軍が出発するとき、祖先を祭る廟(みたまや)や軍社に肉を供えてお祭りをし、その祭肉を守護霊として捧(ささ)げ持って出発した。帚は箒(ほうき)の形で、これに酒をふりかけて廟の中を清めるために使った帚(ほうき)の形で、廟を意味した。古い字形は𠂤と帚とを組み合わせた形であるが、のち止(足あとの形)をそえて、帰るという意味を加えた。それで歸は、軍が凱旋して帰ると、携えていた祭肉を廟に供え、無事に帰還(帰ること)したことを祖先の霊に報告する儀礼をいう。帰とは、もと軍が「かえる」という意味であったが、のちすべて「かえる」の意味となった。女が結婚して他の家の者になることを帰(とつ)ぐというのは、祖先を祭る廟で、結婚したことを報告してその家の人として祖先に認めてもらう儀礼をしたので歸の字を「とつぐ」の意味に使った。ともに、廟で祖先に報告する儀礼であった。
そのほか
学 年 2年
画 数 10画
部 首 はばへん、きんべん
音読み き・呉音
き・漢音
訓読み かえ-る
かえ-す
用例 帰国(きこく)
回帰(かいき)
帰化(きか)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
かえる。かえす 帰宅・帰路・不帰・復帰
おちつく 帰順・帰属・帰着・帰納
とつぐ。嫁に行く 帰嫁
なかまのかんじ

巾のある漢字
リのある漢字
冖のある漢字
ヨのある漢字