常用漢字
書き順
なりたち
形声 音符は谷(よう)。谷は容・欲の字に含まれている谷(よう)で、渓谷の谷とは異なる字である。谷(よう)は
さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形)の上に神気の現れることをいう。祖先を祭る廟(みたまや・宀)の中に
さいを供えて祈り、その
さいの上にかすかに現れた神の姿を容といい、その姿を見たいと思うことを欲という。金文には衣の中に谷をしるしており、衣装の上に神気がゆるやかに現れることを裕といい、「やたか・ゆるやか」の意味に使う。国語では、裕福・富裕のように使う。
そのほか
画 数
12画
部 首
ころもへん
音読み
ゆ(外)・呉音
ゆ(外)・漢音
ゆう・慣用音
訓読み
ゆたか(外)
ゆるやか(外)
用例
裕度(ゆうど)
余裕(よゆう)
裕富(ゆうふく)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
豊かゆとりがある
富裕税・余裕綽綽
心がひろい
寛裕
なかまのかんじ
衣のある漢字
八のある漢字
𠆢のある漢字
口のある漢字
谷のある漢字
谷2
浴4
容5
欲6
俗
裕
溶
m