なりたち
形声 音符は音(おん)。音に諳(あん・そらんじる)・黯(あん・くらい)の音がある。門は神を祭る戸棚(とだな)の両開(りょうびら)きの扉の形。祝詞(のりと)をいれる器の
さいの上に、入れ墨用の針(辛)を立てて祈るのに応(こた)えて、神が音を発することを音という。夜中に、神を祭る戸棚の前の
さいの中からかすかな物音で神意、神のお告げが暗示されることを闇といい、「くらい、やみ」の意味となる。くらいという意味の字として古くは闇を用いたが、のちに暗の字が作られた。くらいの意味を人の上に及ぼして、闇は「おろか」の意味にも用いる。