なりたち
形声 音符は夆(ほう)。夆は、夂(ち)と丰(ほう)とを組み合わせた形で、夂は下向きの足の形で、くだるの意味がある。丰は上に伸びた木の枝の形で、その枝は神が憑(よ)りつく(乗り移る)ところであるから、神が降(くだ)りよりつく木を夆という。そのような木のある山を峰といい、「みね・山のいただき・やま」の意味に用いる。「説文」には峯(ほう)の字形をあげている。逢(ほう・あう)は「説文」に「遇(あ)うなり」、神異なもの(不思議なもの)にあうことをいう。急変のあるときにあげる火は、烽(ほう・のろし)という。