常用漢字
書き順
なりたち
会意 もとの字は暜に作り、竝(ヘイ・並)と曰(エツ)とを組み合わせた形。「説文」に「日に色無きなり」とし、薄光の意味とするが、その用例はない。古い用例がなくて確かめることができないが、曹のもとの字は𣍘(ソウ)で、㯥(ソウ)と曰(エツ)とを組み合わせた形であるのと同じ造字法の字で、竝と曰とを組み合わせた形であろう。曰は
さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器)の中に、祝詞・誓約の文が入っている形。竝は二人が並んで立つ形であるから、二人並んで誓うことをいい、「みな・あまねし・ひろい・ゆきわたる」の意味に用いる。
そのほか
画 数
11画
部 首
ひ
音読み
ふ・呉音
ほ(外)・漢音
訓読み
あまねし
ひろ-い(外)
用例
普茶(ふちゃ)
普請(ふしん)
普天(ふてん)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
広く行き渡る
普及・普通・普遍
なみ。ふつう
普段・普選
普魯西の略
普仏戦争・ 普墺戦争
普魯西(プロシア)プロイセン王国
なかまのかんじ
並のある漢字
並6
普
譜
霊
日のある漢字
m