なりたち
会意 舟と殳(しゅ)とを組み合わせた形。舟は盤の形。殳は打つの意味がある。盤は物を入れて運ぶものであるが、この字の場合は楽器であるらしく、舟(盤)を楽器として打つことを般といい、般楽(はんらく・たのしむこと)のように、「たのしむ」の意味に用いる。また般旋(はんせん・めぐること、ぐるぐるとまわること)のように、「めぐる」の意味に用いる。般は盤のもとの字で盤と同じように使うことが多い。また、一般(だれでも、どこでもというように、広く全体にわたること。また同一であること。一様)・諸般(いろいろ)・先般(せんぱん・さきごろ)のように使う。