常用漢字
書き順
なりたち
会意 詈(り)と刀(刂・りっとう)とを組み合わせた形。詈(ののしる)は网(もう)と言とを組み合わせた形で、神に誓いをたてることばである言に網(网)を被(かぶ)せてその誓いを無効にすることを意味する。さらに刀を加えて破棄することを示す。神への誓いを破棄し、無効にすることを罰といい、神にうそを言うことに対する、「とがめ・こらしめ」の意味となる。「書経」に「天の罰を致(くだ)す」とあり、罰は、もとは天罰(天の下す罰)をいう。のち刑罰(犯罪者にあえる刑罰)の意味となる。
そのほか
画 数
14画
部 首
にんべん
音読み
ぼち(外)・呉音
はつ(外)・漢音
ばつ、ばち・慣用音
訓読み
とがめ(外)
用例
罰金(ばっきん)
罰則(ばっそく)
処罰(しょばつ)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
しおき。こらしめ
刑罰・厳罰・重罰・賞罰
罰を与える
処罰・懲罰・信賞必罰
ばち。罪のむくい
神罰・天罰・冥罰 ・仏罰
なかまのかんじ
中国古代の儀式に由来する漢字
武器に由来する漢字
罒のある漢字
口のある漢字
言のある漢字
刂のある漢字
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