書き順
なりたち
 形声 音符は利(り)。古い字形は棃に作り、音は𥝢(り)。落葉高木の名で、「なし」をいう。その甘美な果実は食用とされる。中国では、梨は味のよい果実として愛好され、魏(ぎ)の文(ぶん)帝は、「甘きこと蜜(みつ)の若(ごと)く、脆(もろ)きこと凌(こおり)の若し」と梨の感触をたたえている。その花は白く美しく、その可憐(かれん)さが愛されて、白居易(はくきょい)の詩「長恨歌」に「梨花一枝、春、雨を帶(お)ぶ(仙女の容姿は、春雨に濡れた一枝の梨の花ようである)」の句がある。唐の玄宗(げんそう)皇帝(八世紀の人)が、宮中の梨園(梨の木を植えた庭園)で歌舞を習わせたので、演劇界のことを梨園という。わが国では、とくに歌舞伎役者の社会をいう。また、なしの花の白さを雪にたとえて、なしの花を梨雪という。
そのほか
学 年 4年
画 数 11画
部 首
音読み り・呉音
り・漢音
訓読み なし(外)
用例 梨園(りえん)
梨花(りか)
梨雪(りせつ)

漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
なし 梨花・梨状・梨園・
梵語の音訳 僧伽梨・阿闍梨
なかまのかんじ

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利のある漢字  利4
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