なりたち
形声 音符は匋(とう)。匋は窯(かま)で、土器(缶(ふ)、ほとぎ)を焼く形。𨸏(ふ・阝)もとの形は
で、神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯(はしご)の形。陶は神聖な場所である神の梯の前で土器を焼く形で、神への供え物を入れるための「やきもの(すえ。すえもの)」の意味となる。のちすべて「やきもの」の意味に用い、陶育(養い育てること)・陶冶(とうや・育て上げること)のように「やしなう」の意味に用い。陶酔(うっとりすること)・鬱陶(うっとう・心がふさがること。うれえること)のようにも使う。